鶏(肉)さんの哀しみと怒りのお話

こんばんは。
このブログを以前からお読みの皆さんは、
私が生きている者たちはもちろん、その他いろいろな物たちとも会話できることもご存知だと思います。

今日はそれにまつわるお話です。

事の起こりは、本日母が夕方台所に立って鶏肉を切り始めた時でした。

「手が痛い!」って母が急に大声を出したのです。

私は〈包丁で手でも切った?〉・・・って一瞬思ったのですが、

「なんだか鶏肉を持っていた左手が急にぼわ~っと、じんじんし出して痛い!」
と、私に手を出したのです。

見ると、母の左手からなんとも言えない
『どす黒い怒りのエネルギー』が出ていました。
その怒りは母が調理していた鶏肉からのものでした。

【俺は友達と遊んでいたら、急に捕まえられて、殺されてしまったのだ!】

・・・と、それ(鶏肉)は凄まじく怒っていたのです。

私は母の痛みをエネルギーワークを使って取り除いたのですが、
ふと見ると私の右手がまるで鶏の足のように血管が浮き出て固まってしまっていました。



私は鶏肉とお話するために、まず彼(鶏肉)の過去を視に行きました。

彼はとっても立派な体をした鶏でした。
養鶏場で飼われていて、沢山のお友達(鶏)と仲良く暮らしていました。
でも、ある日突然、人間に捕まえられ、お友達から引き離されました。
そして彼の意志とは関係なく、あっという間に・・・・。

彼(鶏肉)はこう言いました。
【自分だけがこうなってしまった。まだまだ俺はお友達と遊びたかったんだ!】

と、訴えました。
でも私に話をしているうちに怒りも少し落ち着いたのか、哀しそうに

【こうなってしまったことは、もう仕方がない。
でもせめて俺の気持ちを知って、美味しく最後まで食べて命を繋いで欲しいんだ】


・・・って懇願したのです。

「わかりました。美味しくいただきますね。」
・・・ってお約束すると、私の右手も元に戻ったのでした。


そして、お夕飯時。

【俺って臭いですか?君(涙奈)、なかなか食べてくれないから】
・・・って心配そうに、私の顔をジーっと覗き込んで言うのでした。

「ごめんなさい。
私、食べるの遅いんです。あなたが臭いからではないですよ!」

・・・と言っても
心配そうに私の顔を見つめるのでした。

彼は私が食べ終わる最後の一口まで確認すると、
やっと安心したのか

【最後まで残さず美味しく食べてくれてありがとう。
命を繋いでくれてありがとう。】


・・・と言って去って行ったのでした。


今日のお話はこれで終わりですが、

私達人間は、命あるものたちをいただくとき、
当たり前ではなく、
感謝の気持ちを忘れず、
美味しく食べ、
彼らの命を繋いでいかねばなならないのだ


・・・と改めて思った今日でした。

LUNA★涙奈






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